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      <title>ホットブリーチャー</title>
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      <language>ja</language>
      <copyright>Copyright 2012</copyright>
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         <title>ファンサービスに試合の勝敗を介在させてはいけない</title>
         <description><![CDATA[<strong>横浜DeNAベイスターズは、5月1日（火）から5月6日（日）の本拠地6連戦で実施する『Bibon Festa 2012 ～together & fun!!～』において、様々な企画チケットを発売します。“お客様の満足度”によってチケット代金が変動する『全額返金!?アツいぜ!チケット』は、プロ野球観戦では勝敗はもちろんのこと、試合そのものがお客様の心にアツいものを感じていただけるものだったかどうか、それをチケット代金に反映させる企画チケットです。お客様がアツくなった度合いによってチケット代金を自己申告いただき、横浜DeNAベイスターズが勝った場合はチケット代の半額まで、負けた場合はチケット代全額までを返金の上限として、その範囲内でキャッシュバックいたします。なお、チームの勝敗に連動しての価格変動ではございませんので、予めご了承ください。（横浜DeNAベイスターズＨＰより）</strong>

これを知ったときから、ずっとモヤモヤしていたのである。

「チームの勝敗に連動しての価格変動ではございません」とある。しかし、「チケット代金を自己申告」で「負けた場合はチケット代全額までを返金の上限」というのならば、実際は<strong>ベイスターズが負けたらタダ見で結構</strong>と言っているのと一緒ではないのか。

ファンサービスは大切だ。それをおろそかにして、これからのプロスポーツは生き残っていけないだろう。大いにやっていただきたい。ただし、<strong>ファンサービスに試合の勝敗を介在させてはいけない</strong>。それは、踏み越えてはいけない一線ではないのか。

試合の勝ち負けはグラウンドにいる者の専権事項であり、原辰徳風の大仰な言葉を使うなら「聖域」である。コミッショナーだろうがナベツネだろうが誰だろうが、ユニフォームを着ていない者が試合の勝ち負けに介在することはできない。その原則を踏み越えたときに何が起こるかは、過去の忌まわしい歴史が教えてくれる。「嘘だと言ってよ、ジョー」のブラックソックス事件であり、西鉄ライオンズを壊滅に追い込んだ黒い霧事件である。大げさなことを書いていると思われるかもしれないが、試合の勝ち負けが見る者の経済にダイレクトに影響する、という意味では同じだと考えるべきだ。それを同じと考えられない鈍感さがモラルハザードを招き、やがて取り返しのつかない災厄をもたらすことになる。

チケットの変動価格という「ファンサービス」自体は、メジャーでもよく見られることだ。ただしそれは、その日のウォール街の株価に連動したものであるとか、あるいは、季節や曜日や対戦相手に応じて価格を変えていくというものであって、「試合の勝ち負け」を対象にするものなどないと思う。いくらメジャーの商魂がたくましくても、そういうことはやってはいけない、という最低限のモラルがそこにある。ひるがえって、DeNAのフロントには、最低限のモラルが欠如しているというしかない。言い方を変えるなら、この業界に参入したばかりの彼らには、<strong>プロ野球という興行に対する畏れが足りない</strong>。

<strong>チームが勝とうが負けようが、同じようにあなた方を楽しませますよ。</strong>それがファンサービスというものではないのだろうか。

（オースギ）]]></description>
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         <pubDate>Thu, 19 Apr 2012 02:15:25 +0900</pubDate>
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         <title>「予想」よりも「予想外」を！</title>
         <description><![CDATA[前回、自分でも「予想」を書いているわけで他人のことを言える立場じゃないですが、開幕直前、各メディアにあふれる「予想」を眺めていると、自戒も込めて、やっぱりこう思ってしまうのであります。

<strong>「予想」よりも「予想外」のほうが面白いに決まってる。</strong>

予想とは過去の実績から想定される範囲の出来事であり、予想外とはゼロから突如として現出するアクシデントである。簡単な例でいうと<strong>「杉内が15勝する」</strong>というのは予想であり「<strong>宮國が15勝する」</strong>というのは予想外であろう。で、どちらがプロ野球を活性化させるスリリングな事件かといえば、文句なしに後者だと思う。

「ダルビッシュの穴が大きい」「青木の穴が大きい」「杉内と和田とホールトンと川﨑の穴が大きい」……というのはすべて「予想」に立脚した物言いである。評論家の分析としては正しいのかもしれないけれど、野球ファンは「穴」を確認するために球場へ行ったりＣＳチャンネルと契約するわけじゃない。「穴」の大きさを計測するために、日々、時間をやりくりしながら野球を追い続けるわけじゃない。

野球には「穴」なんてない。いつだって打順には９人が並んでいるし、フィールドには９人が守っているのだから、それをただただ見ていればいい。ただただ見ていれば、そこには必ず何らかの「予想外」が立ち上がってくるはずなのだ。

1994年シーズンの開幕前、パンチ佐藤との抱き合わせ商法（？）で登録名を変えられたオリックスの若手外野手イチローが、シーズン200安打を打つと誰が「予想」しただろう。

そういうわけで、今シーズンのプロ野球、ワタシの心の観戦フレーズは以下の通りです。

<strong>1994年のイチローが200安打を打ったのだから、2012年の上田剛史が200安打を打ったっていいじゃないか！</strong>

（オースギ）

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         <pubDate>Thu, 29 Mar 2012 01:06:01 +0900</pubDate>
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         <title>２０１２ペナントレース予想</title>
         <description><![CDATA[何やら騒がしいプロ野球周辺ですが、「<strong>とことんやれ。いい機会だから、巨人のみならず全ての膿を出せ」</strong>とワタシは思います。名前を出された選手は、球場で大いにヤジられればよろしい。その中で黙々とプレイして結果を出すのが「プロ野球選手」なのであって、それに耐えられない選手はそもそも億単位の契約金に値するプレイヤーではなかったというだけのことです。別所や江川のツラの皮の厚さに学べばよろしい。

ということで、開幕直前。たまには普通に野球のことを書いてみたいので、何のヒネリもない、２０１２年ペナントレース予想です。無論、独断であってヤマカン以外に何の根拠もないことをご了解ください。では、順位予想から。

【パ・リーグ】
<strong>①福岡ソフトバンクホークス
②埼玉西武ライオンズ
③千葉ロッテマリーンズ
④オリックス・バファローズ
⑤東北楽天ゴールデンイーグルス
⑥北海道日本ハムファイターズ</strong>

パは消去法の色が濃いのですが、戦力低下と言われる①は、それでも総合力が違うと考えます。明石、今宮、福田あたりの「レギュラー半」の選手の力が、他球団の同ランクの選手より一枚上と思われ。先発陣が課題なのでしょうが、個人的に、山田は打線との絡みさえ良ければ15勝クラスの投手だと思っています。②は中島残留と十亀が使えそうなので、ブルぺンの構築さえ大間違いしなければまずＡクラスは確実かと。③は、「渡辺俊介が先発ローテ４番手」という意外な分厚さに魅力を覚えます。典型的なムラっ気チームで、良→悪、とくれば今年は良の番でしょう。④は前評判が高いですが、こういう「外面だけは何となく戦力揃った感」は信用しないことにしているのでＢクラス評価。イ・デホが期待外れで平野にアクシデントがあればガタガタ崩れるのでは。⑤は昨年に続き今年も応援したいチームですが、何しろ戦力が足りなすぎる。一方、ダルがいないとはいえ戦力的にはＡクラスの⑥は、言うまでもなく「新監督効果」です。開幕投手ウンヌンの言動を見ていても、戦前の危惧通り「あの人」の下ではチームの生態系が崩壊するのではと思えてなりません。野手陣の主力は成熟した選手が多いので本来はドンと構えてオーダーやポジションを動かさないほうがいいはずですが、「あの人」は少し負けが続くとすぐに余計なコマの動かし方をやらかしそうで……。

【セ・リーグ】
<strong>①東京ヤクルトスワローズ
②阪神タイガース
③讀賣ジャイアンツ
④広島東洋カープ
⑤中日ドラゴンズ
⑥横浜DeNAベイスターズ</strong>

①は……すいません、デフォルトなので許してください。青木の穴は上田でＯＫと思ってますが、それ以外では不安だらけです。今季も守り勝ちするしかない陣容ですが、頭数だけは豊富な先発陣は誰も好調とは思えず、イム先生が機能するかどうかもまだ分かりません。②は、「間違いの少なそうな」和田監督を評価しました。岩田が開幕からローテ入りするのも好材料だし、藤川も今季一杯は大丈夫でしょう。金本と城島の起用法を「間違えなければ」、本来Ａクラスにいなければおかしい戦力です。ダントツ優勝候補であろう③ですが、ワタシもその世論に抗う気はありません。これで万が一Ｂクラスなんてことがあったら、それこそ笑いものでしょう。ただ、優勝候補の割にチームの核が固まっていない（センターラインとクローザー）のが本当にミステリアス。④は、願望ではＡクラスに入ってほしいチーム。戦力は確実にＵＰしていると思います。12球団一腰の軽い監督を、落合ばりにドシッと座らせておくことができれば……。⑤はフロントの意思で「違うチーム」にしたのだから今季はこんなもんでしょう。開幕４番が山崎武司という時点で何か違う方向を向いていると思わざるをえません（山崎武司は大好きな選手ですが）。⑥は、とにかく頑張ってください。まずは正捕手を固定して、国吉をその気にさせることです。勝率は昨年よりも確実に上がるでしょう。

勝手なことばかり書き散らかしましたが、各チームのファンの方々はご容赦願います。
個人タイトル予想はまた後日。

（オースギ）



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         <link>http://www.yakyu-yoku.com/hot/blog/2012/03/post_150.html</link>
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         <pubDate>Wed, 21 Mar 2012 01:21:57 +0900</pubDate>
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         <title>大下と大嶋</title>
         <description><![CDATA[福岡のＲＫＢ毎日から幾多の傑作ドキュメンタリーを送り出した異能のテレビディレクター、<a href="http://a-shibuya.jp/archives/2491" target="_blank">木村栄文のレトロスペクティブ上映</a>が行われている。そのうちの一本である<strong>『桜吹雪のホームラン～証言・天才打者大下弘』</strong>を鑑賞した。

冒頭に映る球場は、平和台ではない。雪に覆われた札幌円山球場だ。その謎は、すぐに明かされる。札幌で行われた東急フライヤーズ×大映スターズ戦で大下が打った特大場外ホームランの落下地点を目指して、初老の男たちが歩くのだ。その先頭にいるのは、ホームランを打たれた大映の投手、野口正明である。以降、夫人、チームメイト、対戦相手、ファン、大下が主宰していた少年野球チームの選手たちなどの証言を主軸に、当時の試合映像をふんだんに織り込みながら大下の足跡が綴られる。制作年は、大下の没後10年にあたる１９８９年。上映時間は81分。

全体を支配するのは、なんともいえない野球的幸福感である。映像の中の大下は、いつも満ち足りた笑顔を浮かべている。グラウンドでも、少年野球の選手に囲まれたときも、そして夜の街でも。また、大下の思い出を語る証言者たちの顔も、みんな幸福な表情なのである。近鉄投手時代に対戦した思い出を語る関根潤三氏。公園の鉄棒？に寄りかかりながら大下の魅力の真髄を喝破する千葉茂氏。引退試合で大下が打ったファウルボールを２回キャッチしたファンの顔と語りは、世代と時空を超えて野球バカのハートをわしづかみにする素晴らしさだ。そして、「こういうのが木村栄文流か」と思わせるのが、川上哲治に対する露骨に悪意ある編集（笑）である。これは見てのお楽しみ。

昭和野球マニアにとっては、当時の試合映像だけでもたまらない。大下とは直接関係ないけれど、昭和31年の日本シリーズで中西太がホームにド迫力のスライディングで生還するシーンをバックネット裏のカメラからとらえた映像だけでも見る価値がある。

やがて西鉄の黄金期は終わり、名将・三原脩が福岡を去るのとほぼ同時期に、大下弘も現役生活を終える。決して幸福とはいえなかったであろう晩年～引退後の境遇が、そして、大下の笑顔の背景にあったと思われる「複雑」な事情が、過度に感傷的になることなく、淡々と描かれていく。そして終盤、思わぬ形で「西鉄ライオンズの歌」が登場するのである（私はここで泣きました）。

大下が、現役時代から地元の少年たちを集めて野球チームを主宰していたエピソードは、ずいぶん前に読んだ『大下弘　虹の生涯』（辺見じゅん）で知ってはいたが、あらためて映像で見ると、それはまさに、この国に生まれた極上の野球的ファンタジーであったと思わざるをえない。現在でも、少年野球に積極的に関わる選手は何人もいるだろう。例えば、イチローは毎年、オフに自ら主宰する少年野球大会を地元の愛知で開催しているはずだ。しかし大下の少年野球エピソードは「次元が違う」のだ。それは、「大下さんが試合へ行くときに、みんなで後ろからゾロゾロついていった」「ああいうときの費用（観戦料）はどうしてたんだろう。きっと大下さんが払っていたのかな」という証言に集約されていると思う。今の選手だって、自分の名前を冠したシートを買い上げて野球少年たちを招待したりはしているけれど、「招待する」というのと、「自分の後ろをゾロゾロついてきた少年たちに、自腹を切って野球を見せてやる」というのはまったく別の話ではないだろうか。それはあの時代だからできたことであっただろうし、もっといえば、大下弘だからできたことなのだと思う。だからこそ、ファンタジーなのである。

最後に、本コラムのタイトルの種明かしを。大下の流麗な打撃フォームの最大の特徴は、フォロースルーの形にあると思う。最後まで両手でしっかりとバットを握っていて、なおかつ、トップが空のほうを向いている独特の形。ダウンスイング、レベルスイングの「近代野球」では、ほとんど見られなくなった形である。だが待てよ、最近、大下みたいなフォロースルーを見た気がするぞ。少し考えて、答えが出た。それは、ファイターズの「ソフトボールルーキー」<strong>大嶋匠</strong>のフォロースルーだった。大下がプロ野球人生をスタートさせた球団の系譜に連なるチームに、大下の「異端児のＤＮＡ」がひそかに継承されている。そう考えると、画面の中のセピア色の20世紀野球と、目の前にある21世紀野球が、確かにつながっていると思えてくるのだった。

【追記】『大下弘　虹の生涯』では、大下の「死因」をはっきりと記している。手元にある同書の初版は１９９２年で、『桜吹雪のホームラン』放送の３年後である。木村栄文が存命なら（２０１１年３月に逝去）、そのことについて聞いてみたかった。

（オースギ）

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         <pubDate>Sat, 25 Feb 2012 22:46:04 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>リスタート</title>
         <description><![CDATA[２０１２年の球春が明けました。みなさんおめでとうございます。

例年なら「やっと長いオフが終わった」という心境になるものだけど、２０１１－１２のオフは、なんだかあっという間だった。単純な理由としては、開幕が遅れたためにオフの日数が少なかったということがある。それに加えて、日数が少ない割に「人の出入り」が例年になく激しかったことも、「もうキャンプインなのか」という印象を抱く一因かもしれない。パの優勝チームからローテーション投手３人と１番打者が抜け、セの優勝チームから指揮官と大半のコーチがいなくなった。セの最下位チームの親会社が変わり、そして日本一の投手がアメリカへ旅立った。ＮＰＢの歴史でも、こういうオフシーズンは珍しいのではないか。

さて、２０１２年。要約すればこういうことになる。

<strong>落合とダルビッシュのいないプロ野球</strong>が始まる。

厳密に「何年から」と定義することは難しいけれど、ゼロ年代後半から２０１１年までのプロ野球の「軸」は、監督としての落合であり、選手としてのダルビッシュであったと思う。なぜ「軸」だったかというと、ともに、前例のないスタイルを野球界に導入して、なおかつ結果を出し続けたからだ。つまり、歴史に残る仕事をしたからである。後から球史を振り返ったとき、この時期のプロ野球は「落合が采配をふるい、ダルビッシュが投げていた時代」と総括されるだろう。６０年代後半～７０年代前半が「川上が采配をふるい、ＯＮが打ちまくっていた時代」、９０年代が「野村ＩＤ野球とイチローの時代」であるように。

２つの「軸」がいなくなった２０１２年シーズンは、新しい「軸」を探すための、リスタートのシーズンになる。それは、落合みたいな監督や、ダルビッシュみたいな投手を待望するという意味ではない。全然違うスタイルで一向に構わないし、むしろそのほうが望ましい。今まで見たことのないようなスタイルで結果を出し続ける存在、要するに「画期的な野球人」が新たに出現するための第一歩のシーズンということだ。

ＮＰＢ７６年の歴史は、ある「軸」が消えたら次の「軸」が現れ……という歴史の積み重ねだ。だからこの先も、新しい「軸」はきっと生まれてくると思う。それがプロ野球の底力である。「軸」になるチャンスは、どの監督にも、どの選手にも、どのチームにも平等に用意されている。ここからが、また新しいスタートだ。そう考えれば、これほど楽しみなシーズンもないではないか。野球ファンは、ただ前を向くのみである。

（オースギ）]]></description>
         <link>http://www.yakyu-yoku.com/hot/blog/2012/02/post_148.html</link>
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         <pubDate>Thu, 02 Feb 2012 01:22:30 +0900</pubDate>
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            <item>
         <title>僕の好きな叔父さん</title>
         <description>報道によれば、東海大の菅野智之が初めてプロ野球を観戦したのは、叔父・原辰徳の引退試合だという。私も、この試合を東京ドームのスタンドで見ていたのでよく覚えている。試合後のセレモニーで、原が「巨人には侵すことのできない聖域があります」という、あまりにも重々しい挨拶をした日である（蛇足ながら、あの挨拶は、長嶋茂雄の「我が巨人軍は永久に不滅です」という明快かつ軽すぎる引退スピーチとあまりにも対照的だ）。

菅野少年が、叔父さんの発した「セイイキ」という言葉の意味をどこまで理解していたかは分からない。ただ、ああいう雰囲気の試合を体感すれば、巨人というチームに対する執着が身体に貼り付いたとしても不思議ではないだろう。おそらく、彼の傍らには原の親族一同がいて、涙を流していたに違いない。試合後にベンチ裏へ行って、さっき挨拶をしたばかりのユニフォーム姿の叔父さんと握手を交わしたかもしれない。「世界」に目覚めはじめた少年に与えるトラウマとしては、十分すぎる体験だと思う。

それから１６年の月日が流れ、ドラフトの日を迎える。叔父さんが監督を務める巨人に入団できると信じていたであろう菅野青年は、土壇場でその思いを裏切られた。「ドラフトとはそういう制度なのだから仕方ない」という声があり、「人権蹂躙だ」という声がある。その背景にあるのは、「叔父さんのチームへいけない菅野君は可哀想なのか／そうではないのか」という議論である。どちらの立場に立つにせよ、マスコミはそういうトーンで報道している。

しかし、ツイッターやさまざまなブログで多くの野球ファンが提起しているのは“素朴な疑問”である。それは、「巨人に入ったって、原がずっと監督でいる保証はないだろ。来年でクビになる可能性だって大いにあるんじゃないの」というものだ。深く考えなくたって、当たり前のことである。そして、そんなことは野球の世界に身を置いている菅野青年だって百も承知のはずだ。そうでなかったらおかしい。

日本ハムに行きたくない、と考えるのは個人の自由であり、権利である。問題はそこではない。何だか気持ち悪いのは、「叔父さんのチームに行きたいのに行けない」という、はっきり言ってしまえばバカな理由付けが、菅野智之という前途有望な野球選手にレッテルとして貼られてしまっているということだ。

本当に巨人志望なのであれば、はっきりと自分の言葉で言えばいい。「僕は叔父さんを見て巨人が好きになりました。だから、巨人というチームで野球がしたいんです」と。それは「叔父さんが監督だから巨人へ行きたい」とは、似ているようで全然違う。叔父さん＞巨人なのか、巨人＞叔父さんなのか。そこには決定的な違いがあるはずだ。

私は、個人的には「プロ入り時に球団を選り好みする選手」は好きではない。江川卓も桑田真澄も元木大介も、内海哲也も長野久義も好きになれないし、澤村拓一にも似たような感情を抱いている。それは巨人に限った話ではなくて、小池秀郎や新垣渚のあまり幸福には見えない野球人生にも、「選り好み」の因果を感じてしまう。

だから、仮に菅野が日ハム入りを拒否したとしたら、彼は私の「好きになれない選手リスト」に追加されることだろう。しかし、こんな一介の野球ファンの好き嫌いなど、どうだっていい話である。菅野は、とりあえず「自分の言葉で」本当の意思を表明すべきだと思う。

（オースギ）




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         <pubDate>Sat, 29 Oct 2011 01:09:11 +0900</pubDate>
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         <title>千葉ロッテファンだから。</title>
         <description><![CDATA[10数年マリーンズを見ているが、間違いなく今が最悪の状態である。<a href="http://homepage2.nifty.com/suzie/gogo20110412.html" target="jpg">このポスター</a>をボランティア制作してから半年、このような状態でシーズンを終えようとしているなんて、正直予想もしていなかった。

「18連敗」はどうなんだ？と思われる方もいるかも知れないが、あのときに何かに取り憑かれているような謎の負け方だった。幸か不幸か、今の弱さは「構造的」で「必然的」である。

ストレートに言うのもはばかられるが、根元、塀内、高濱、渡辺正人で占められる内野陣と下位打線で勝てるわけがない。打撃のみならず、はっきり言って守備も一軍レベルではない。ここ数日の試合も観ているが、内野の見えないエラーでの失点も多い（西岡と今江の高水準の守備と比べてしまうのは許されたい）。

何度も書くのだが、ワタシはCS賛成派である。理由は過去の記事をさかのぼってほしい。簡単に言えば、今この段階でも、東京湾岸の2チーム以外の10チームがポストシーズンへの可能性を持っているという楽しさ。

ただいくつかの弊害があり、そのひとつは、３位から優勝したチームが、その肥大した時価総額に浮かれて、正しい補強を見誤るという事態。昨年はバブルだったのだ 。本当はもっと地道な補強が急務だったのだ。

「今岡シンドローム」という言葉がある。いや、いまここでワタシが考えたのだが（笑）、次期打撃コーチとは無関係。「今」江と西「岡」の台頭によって、優秀な内野陣の輩出があれぐらい簡単でスムーズなことだとタカをくくっていなかったか、編成陣は。その結果が現在の病的な状態なのではないか。

とにかく一度リセットである。フロントやチーム人事のことはよく分からないので憶測でものは語らない。ただ高橋慶彦には残ってほしかった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　●

<u><strong>「千葉ロッテファンだから」</strong></u>

原曲：<a href="http://www.youtube.com/watch?v=n5LajoIbvFI" target="_blank">南海ファンやもん</a>（歌：アンタッチャブル）
東野博昭、野本弦助作詞／野本弦助作曲／土井　淳編曲

だって俺たち　だって俺たち　千葉ロッテファンだから

去年の話が　酒のあてになる頃
そん時だけに　目の輝きが戻る
あん時ゃよかったね　あん時ゃ強かったねと
言いたいばかりに　今日も幕張本郷の飲み屋へ

沈みかける夕陽に向かって　俺ひとり
ニシオカも　サブローも　テギュンもいない
だって俺たち　だって俺たち　千葉ロッテファンだから

酒とグチと　千葉ロッテマリーンズ
一人で語る　05年のことを
散歩がてらに　浦和をたずねれば
オーこれがマリーンズ　なんとも言えぬイー感じ

いつかきっとよくなるさ　そのうちみてろとつぶやいて
夢をかたるほどに　わびしい気持ちになってくる
だって俺たち　だって俺たち　千葉ロッテファンだから

酒を飲めば底なしで　どうせダメだとくだまいて
やっぱり足を運ぶ　モノクロのユニフォーム好きだから
だって俺たち　だって俺たち　千葉ロッテファンだから

<a href="http://www.yakyu-yoku.com/hot/blog/ba_a1316226410.html" onclick="window.open('http://www.yakyu-yoku.com/hot/blog/ba_a1316226410.html','popup','width=270,height=216,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.yakyu-yoku.com/hot/blog/ba_a1316226410-thumb.jpg" width="270" height="216" alt="" /></a>

（スージー鈴木）]]></description>
         <link>http://www.yakyu-yoku.com/hot/blog/2011/09/post_147.html</link>
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         <pubDate>Tue, 20 Sep 2011 16:51:53 +0900</pubDate>
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         <title>１０年前のアトランタ</title>
         <description>2001年9月9日。私はシアトルにいた。メジャー1年目のイチローを見た。確か、その試合でホームランを打った。そこまでは「仕事」だった。
2001年9月10日。そこでおとなしく帰国すればよさそうなものだが、私はその日から「夏休み」をとって、米国東部へ向かったのだった。ユナイテッド便、デンバー経由でアトランタへ。なぜアトランタ？　理由は簡単だ。私は1991年以来、アトランタ・ブレーブスのファンだからである。せっかく北米大陸へ来たのだから、ついでにブレーブスの試合を見ておきたい。なぜかフライトが遅れ、デンバー空港で3時間くらい待たされて、アトランタには夜の深い時間に着いた。とはいえ、特に不安はなかった。既にアトランタには3回くらい訪れていたからだ（もちろんブレーブス目当て）。勝手知ったるホテルにチェックインして、あっという間に眠った。

2001年9月11日。アメリカ滞在時の朝は早い。単に時差ボケだから。確か7時半頃に起き、シャワーを浴びて、特にすることもないので、いつものようにダウンタウンのＣＮＮセンターまで散歩して、そこのフードコートで朝飯を食うつもりだった。今振り返ってみれば、米国南部のキツい日差しを浴びながらのんびり散歩している途中に「あれ」は起こっていたのだ。ＣＮＮセンターに着き、中へ入ろうとすると入口に鍵がかかっている。デカい図体の警備員がやってきて「ＮＯ！」と叫ぶ。おかしいな、いつもこの時間なら空いてるはずなのに。今日は休業なのか。釈然としないが、仕方ないのでホテルに戻ることにする。近くのモニターを３～4人くらいが見上げている光景が目の端に入ったが気に留めず、再びのんびり散歩してホテルに戻った。部屋に入ると、電話の赤いランプが点滅している。日本からかけてきた、複数のメッセージだった。それを聞き、慌ててテレビを点けた。どのチャンネルも──ＥＳＰＮでさえも、ツインタワーの映像だった。茫然自失。

恥ずかしい話だけれど、当時の私は日本と通話できる携帯も持っておらず、ＰＣも持参していなかった。当然ながら、スマホもなければツイッターもなかった。まずしたことは、テレホンカードを買うことだ。部屋の電話でも通話はできるけれど、とんでもない料金を取られる。情報収集、帰国便の確保、そして何よりも、心細さの解消。私はホテルのロビー片隅にある公衆電話に、カード片手に「籠城」した。生涯で、あれほど電話をかけまくった時期はないかもしれない。今でも「ラプソディ・イン・ブルー」の旋律が流れてくると嫌な気分になる。フライトの状況を尋ねるためにかけ続けていた、ユナイテッドの着メロだったからだ。何度かけても延々とそのメロディが流れるだけで、一向にオペレーターが出てくれない。そのときの絶望的な気持ちを思い出すからだ。

３・11の後、日本にいる外国人が続々と出国するという報が流れた。私には、その気持ちがよく分かる。それは、９・11の体験があるからだ。そんなもの、一刻も早く母国に帰りたくなるに決まっている。まして９・11直後は、米国の空港はすべて「封鎖」されたのだ。空港封鎖。その一事が、異国人にどれほどの恐怖感を与えるものか考えてもらいたい。

野球を見に来たはずだったのに、その日から野球は行われなくなった。それでも、とりあえずブレーブスの本拠地ターナー・フィールドへ行ってみる。どうやら、スタジアム観戦ツアーはやっているらしいので申し込んだ。客は、私1人だ。案内役は黒人の気のいいオバチャンで、こちらの拙い英語レベルに合わせてくれて、「こんなときに客が来るなんて思わなかったわよ」的なことを言っている。たっぷりと、球場の隅々まで見た。無人のロッカールームを徘徊した。無人の放送席も記者席も見た。ベンチ裏には、ゴルフのパターコースがあった。「マダックスとグラビンが社長に掛け合って作らせたのよ。ストレス解消のためにね」とオバチャンが説明してくれた。笑った。自分のストレスも和らいだような気がした。

数日後、空港封鎖は解除され、どうにか確保した帰国便チケットで成田に辿り着いた。すぐに新聞を買った。日本では「米国同時多発テロ」と称されていることを初めて知った。そして、スワローズが順調にＶへ向けて前進していることと、崇拝していた映画監督の死去を知ったのだった。

（オースギ）

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         <pubDate>Sun, 11 Sep 2011 00:09:22 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>ドーム球場は、ゲンパツに似ている</title>
         <description><![CDATA[・そもそも誰がその必要性を求めたかよくわからないのに、いつの間にか日本各地に林立している。

・導入の旗振り役となったのは、讀賣（巨人）である。

・アメリカに影響されて導入された施設である。しかし、そのアメリカでは新規建設が行われなくなって久しい。

・身体への悪影響（固い人工芝）が当初から懸念されてきた。

・経済効率（雨天中止がない）優先である。

・地元に大きな経済効果をもたらす（イベントやコンサートを誘致すれば野球以外でも稼げる！）と喧伝された。

・しかし実際のところ、出来てしまうと維持費等の高コストに悩まされる。

・かといって、「やっぱり取り壊して野外球場に戻しましょう」と簡単には言い出せない。そのためには更なるコストがかかる。

・天井に打球が当たるなど、「設計時には想定していなかったこと」がたびたび起こる。

・ホームランを量産する空調（？）など、疑惑を呼ぶ事象があるにもかかわらず、内部情報は開示されない。

・おそらく今後、国内で新規建設されることはないと思われる。というか、<strong>必要ない。</strong>

（オースギ）





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         <pubDate>Tue, 17 May 2011 01:48:27 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>【再録】「野球は、正しい方向へ向かって進んでいる」</title>
         <description><![CDATA[　以下は、２００８年３月に、謎の野球ライター（笑）大杉カツオが、なぜか天下の『週刊ベースボール』に寄稿したコラムの再録です。本サイト「野球浴」の盟友であり、週ベ常連執筆者である野球文化評論家・スージー鈴木師匠の導きによって、伝統ある誌面の末席を汚す始末となったわけであります。
　では、なぜ今、この拙い一文を再録するのか。言うまでもなく、現在、讀賣を中心とするセ・リーグがとっている醜悪な態度に深く、深く絶望しているからである。
　お読みいただければわかるように、ワタシのプロ野球観は、大方（世間）のイメージとは違って「昔と比べたら本当によくなった」というものだ。文中には言及していないが、その分岐点は、２００４年の球界再編騒動にあったと思う。あの荒波を潜り抜けたことで、パ・リーグが見違えるように再生した。それによって、古き悪しき（とあえて言う）「昭和のプロ野球」が後景に退き、よりよき「平成のプロ野球」が誕生しつつある。少なくとも、この時点ではそう確信していたのだった。
　どこの球団のファンであれ、現在進行形でまともに野球を見ている人なら、いまのＮＰＢが「讀賣あってのプロ野球」などと思ってはいないはずだ。それが進歩というものである。しかし、東日本が大きく揺れ、その後に地中から出てきたものは何だったか。それは、忘れかけていた「昭和のプロ野球」の古き悪しき残骸にほかならなかった。讀賣がエゴを主張し、それにぶら下がるセ５球団が追随する。彼らはパ・リーグを蔑視し、野球ファンを蔑視し、世間を蔑視する。長嶋茂雄も王貞治ももういないのに。
　現状を見るにつけ、以下の一文でワタシが記したのは、束の間の、浅はかな、希望的見解に過ぎなかったということになる。しかし、本当にそれでいいのか。よくはないはずだ。「昭和の残骸」が何を主張しようとも、プロ野球は、そしてプロ野球ファンは、健全に進歩し、成熟しているはずだと思う。だとしたら、いま起こりつつある<暴挙>を許してはならない。仮にその<暴挙>が強行されるなら、何らかの態度表明をしなくてはならないだろう。
　以上、大瀧詠一師匠が自作リマスター版に寄せるライナーノーツばりの<長すぎる前置き>となってしまいましたが、お時間ある方は、一読くださいませ。（オースギ）


　<strong>プロ野球が好きだと自覚したのは、中日とロッテが日本シリーズを戦った年だから、１９７４年。今季で、ファン歴34年目ということになる。
　そんな世代だから、当然、「昭和のプロ野球」にはノスタルジーがある。デーゲームの日本シリーズ。神宮の外野芝生席。後楽園の「お帰りは地下鉄で」の看板。ベルトレスのユニフォーム。荒川博のべらんめぇ解説。日曜朝の『ミユキ野球教室』。選手の自宅住所がバッチリ書いてある名鑑。バックが静止画の『プロ野球ニュース』。ドラフト会議におけるパンチョ伊東の美声（例→クラウンライター、エガワスグル）。オフの余興番組でストライプの背広を着て演歌を熱唱するパンチパーマの選手たち……。

　で、ここからが本論。ノスタルジーとは、あくまでノスタルジーである。それ以上でも、それ以下でもない。あの頃は、今よりよかったのかどうか。それは、まったく別の話なのである。

　では、今の野球の状況は、どうなっているのか。アトランダムに挙げてみたい。
「巨人戦だけでなく、ほぼすべての公式戦を生中継で観られる」
「パ・リーグの球場が、普段の公式戦で満員になる」
「本拠地が首都圏と関西だけでなく、全国に分散する」
「セのチームとパのチームが、公式戦で対戦する」
「メジャーリーグで日本人選手が活躍する」
「プロ選手による野球版ワールドカップが開催されて、日本が優勝する」

　タイムスリップして、昭和の野球少年だった30年前の自分にこれらの事実を伝えたとしたら「ウソだろ！」と一蹴されるに違いない。どれもこれも、信じられない話ばかりだからだ。と同時に、当時の野球少年が「もしこんなふうになったらいいな」と心のどこかで思っていたことばかりでもある。
　つまり、今の野球界は、昭和の野球少年の「夢」が実現した世界なのである。「昔はよかった」というのは大間違いなのだ。

　もちろん、今の野球界にも様々な問題はある。あるけれども、少なくとも、我々世代が懐かしむ「昭和のプロ野球」よりは、確実によくなっている。何をもって「よくなっている」のかと問われたら、こう答えよう。「本当の野球好きにとって、よくなっている」のだと。

　本当の野球好きではない人々、すなわち、日常の中で野球の優先順位がそれほど高くない人々にとって、最近のプロ野球は沈滞しているように映るのかもしれない。スター選手は続々とアメリカへ行ってしまうし、巨人戦の地上波テレビ中継はどんどん減っているからだ。
　しかし、本当の野球好きにとって、そんなことは瑣末な問題にすぎない。日本人選手がメジャーで活躍するのは素直に誇らしいことだし、彼らのプレイを観戦する手段はいくらでもある。渡米した選手の穴埋めで若手が積極的に起用され、新陳代謝が促進されるという側面もある。そして、本当の野球好きは、地上波の野球中継なんてとっくに見限っている。

　だから、私が提言したいのは次のようなことである。野球を報じるメディア、および、現場の人々（選手含む）は「プロ野球が盛り下がっているから、なんとかしなくてはいけない」というような、ネガティブな物言いを一切やめてもらいたいのだ。
　野球は、正しい方向へ向かって進んでいる。そのことを「世間」に啓蒙するのが、野球人のやるべき行いだと思うのです。　（文中敬称略）
</strong>]]></description>
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         <pubDate>Wed, 23 Mar 2011 01:15:58 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>３・25にＮＰＢがやらなくてはいけないこと</title>
         <description><![CDATA[今日（３月13日）の日刊スポーツによれば、ＮＰＢ事務局は、２５日の開幕戦開催について「そこまで検討する段階ではない」と答えたという。いまだ情報収集に手一杯ということか。

おそらくＫスタの早期使用は困難だろう。開幕カードの「楽天×ロッテ」はビジターの千葉で代替開催、という対処は可能だけれど、ＱＶＣマリンフィールドも周辺が液状化しており、かなり厳しい状況のようだ。

それに加えて、電力供給問題という深刻な状況がある。国民的に大掛かりな「節電」に取り組まなくてはならないことは明らかで、そんな時に、ドーム球場および屋外球場でのナイトゲーム開催が許されるのか。

社会あってのプロ野球だから、自分たちの都合だけで物事を決められるはずもない。通常通りに公式戦をスタートしたい、という思いは野球界および野球ファンの総意だろうけれど、それが適わないという可能性も覚悟しておかなくてはならないだろう。

しかし見方を変えれば、ＮＰＢは何のために存在しているのかといえば、それは社会のために存在しているのであって、そういう見地からして、ＮＰＢがやるべきことはただひとつだと私は思う。それは、

<strong>（本来の開幕日である）３月25日からプロ野球を開催すること</strong>

である。たとえどんな形であってもだ。

通常の公式戦が開催できないのであれば、12球団による変則的な短期リーグ戦を「使用可能な屋外球場（神宮、横浜、甲子園、ほっともっと神戸、ズムスタなど）」で「デーゲーム」で行えばよい。もちろん、それは【復興支援試合】となるだろう。公式戦と同じ入場料を取ってよい。言うまでもなく、ベストメンバーによる真剣勝負だ。

それがどのくらいの期間に及ぶのかわからない。公式戦のように、毎日試合を行えるわけでもないだろう。それでも、とにかくどんな形でもいいから「試合＝興行」を行わなくてはならない。なぜなら、プロ野球の社会的使命とは「プロ野球の試合を行うこと」にほかならないからだ。

そして、先の話にはなるけれど、７月に予定されているオールスター３試合は、会場を変更してもらいたい。Ｋスタ、岩手県営球場（盛岡）、福島県営あづま球場orいわきグリーンスタジアム、である。球場の復旧に時間がかかる場合は、時期を後ろへずらせばいい。

日本という国が幾多の困難を乗り越えて今日があるように、日本のプロ野球も様々な困難を乗り越えてきた。阪神大震災の２ヶ月半後に、神戸で開幕戦を開催した（私も現場にいました）。そして、第二次大戦中は他の競技が次々と活動を停止するなか昭和19年までリーグ戦を継続し、さらには、日本中が焦土と化した敗戦直後に「東西対抗」を開催した、日本プロ野球の歴史を今こそ思い起こさなくてはならない。

<strong>昭和二十年八月下旬のこと、空襲のため社屋を焼かれて東京築地の西本願寺に仮社屋を設けていた読売新聞社に、社長正力松太郎を訪ねた鈴木惣太郎は、開口一番、「プロ野球を再興したらどうでしょう」と切り出した。（大和球士『真説　日本野球史』昭和篇その五）</strong>

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         <link>http://www.yakyu-yoku.com/hot/blog/2011/03/25_1.html</link>
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         <pubDate>Sun, 13 Mar 2011 16:20:29 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>Baseball Song of the Decade</title>
         <description><![CDATA[スージー鈴木です。さて、今年の「週刊ベースボール」誌新年号で、「2001～2010年の10年間に発表された野球音楽の中での最高傑作」に選んだのがこの馬場俊英《ボーイズ・オン・ザ・ラン》です。ぜひ聴いてみてください。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　●

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<u><strong>ボーイズ・オン・ザ・ラン　馬場俊英</strong></u>

作詞・曲：馬場俊英

<em>いったい何があんなに夢中にさせるんだろう　スクールデイズ
真夏のグラウンドは40度を超えすべて奪い取る
なんのドラマも起きない平凡なゲームは最終回のウラ
ヒロシはネクストバッターズ・サークルで　ひとり空に
まるでファウルボールのような夢を打ち上げていた
そして目が醒めるように　糸が切れるように
アブラゼミが鳴き止むように　静かにゲームセット

電話じゃダメだって呼び出されたのは　一方　亮一
両手には滲むような　はにかむような　染み込むようなテンダネス
バイパスを染め抜いたのは夕焼けとヘッドライト
そしてストリート・ライト
思わず横顔を抱き寄せて引き寄せて　キスをして
そっと見つめたけど彼女　「何もわかってない」って泣き出したっけ
でも気にすることないぜ　それも愛情表現
そうさ　女の言うことの半分以上はいつだって
いつだってMeaningless　わかりっこないぜ

Hey, Boys do it, Do it, Do it, Do it, Boys

「これが最後のチャンス」と電話口でささやいて
祐次は今年32歳　山梨に妻を残し　東京
ワンルームのマンションから夜の甲州街道を見下ろして
煙草に火を点けては消し　消してはまた火を点け直し
「明日のことは誰にだって分かりっこない」ってせめてつぶやいて
見上げるのは東京の夜空　そして今は遠い遠い遠い　山梨の街

Hey, Boys do it, Do it, Do it, Do it, Boys

チャンスらしいチャンスもなく　情熱と友情の袋小路
そして青春の磋跌　物語は今静かにクライマックス
ジローはギターケースからレスポールを取り出して
歌うのは小さな小さな小さな裏切りのメロディー
そうさ「みんなで頑張ろう」って　昨夜も乾杯したけれど
でも迷うことはないぜ　もう答えは胸の中
信じるのさ　信じるのさ10本の指と6本のストリングス

Hey, Boys do it, Do it, Do it, Do it, Boys

ところで　今　オレは通りがかりのバッティング・センターに入り
時速140キロのゲージで順番を待っている
あのクソ暑い真夏の空　焼けついたグラウンド
陽炎のようなハッピネス　遠く耳鳴りのような歓声が　今も‥‥
一体誰があの日オレに一発逆転を想像しただろう?
でもオレは次の球をいつだって本気で狙ってる
いつかダイアモンドをグルグル回りホームイン
そして大観衆にピース!ピース!ピース!ピース!ピース!
そしてさらにポーズ!

Hey, Boys do it, Do it, Do it, Do it, Boys
Hey, Boys do it, Do it, Do it, Do it, Boys

Hey, Boys do it, Do it, Do it, Do it, Boys
Hey, Boys do it, Do it, Do it, Do it, Boys

I Like You!</em>

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　●

おおげさではなく生きる力が湧いてくる曲。私自身も通勤時、オフィスにいちばん近い地下鉄の出口を出た瞬間にこの曲を聴くことが多いのです。

そして大観衆にピース！

（スージー鈴木）]]></description>
         <link>http://www.yakyu-yoku.com/hot/blog/2011/02/baseball_song_of_the_decade_1.html</link>
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         <pubDate>Fri, 11 Feb 2011 15:31:24 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>大杉勝男的なるもの</title>
         <description><![CDATA[大杉カツオ（twitterでは @katsuo_ohsugi）などという、
「中森明夫」に匹敵するような不遜きわまるＰＮを名乗っている理由は、
ただ単純に「大杉勝男という野球選手をリスペクトしているから」。
というわけで、たまには初心に戻って、
「大杉勝男的なるもの」についてツラツラ書いてみようかと思う次第。

「大杉勝男的なるもの」などと書くと大層な響きですが、
実のところ、大して複雑な条件があるわけでもありません。
大別すれば、以下の３点に要約できます。

<strong>①右打ちのスラッガー。
②叩き上げタイプ。
③「コワモテ」と「愛嬌」の共存。</strong>

①②はともかく、③について少し説明しておきましょう。
一般に、大杉勝男のイメージは「コワモテ」要素が強いと思いますが、
重要なポイントは、それと表裏一体の「愛嬌」です。
具体的にいえば、78年日本シリーズ第７戦、例の“疑惑のポール際本塁打”の次の打席で、
「今度は文句ないだろ」とばかりに左中間スタンドに放り込んだ際、
一塁ベースを回ったところで両腕を回しながらピョン！とジャンプしたあの姿。
（同様に、本塁打を打ってピョン！と飛び上がる姿を、ワタシは新潟市営鳥屋野球場で目撃しています）
あるいは、全盛期の江川と対戦した際のワンシーン。
外角ぎりぎりのカーブがボールと判定され、江川が珍しく血相を変えて主審に抗議。
で、意地になった江川は、まったく同じコースに同じカーブを連投。
それを「待ってました」とばかりにライト線へ打ち返し、一塁ベース上で破顔一笑したあの姿……。

たとえば、落合博満という人も①②にバリバリ該当するわけですが、
大杉との差異は何かといえば、③ということですね。
落合は本塁打を打ってピョン！と飛んだりしないし、一塁ベース上で破顔一笑したりしません。
どっちがエラいとか凄いとかいうことではなく、まあ人それぞれの好みなのですが、
ワタシの場合は、<strong>野球的興奮が高まったときにピョン！と飛んだり破顔一笑したりする選手が好きだ</strong>という話です。
付言しておけば、のべつまくなしに感情表現してるような「お調子者」とは違いますよ。
「コワモテ」と「愛嬌」の共存、ここがポイントです。

というわけで、上記の「大杉基準」を現役選手に当てはめてみると、どうなるか。

いま最も「大杉勝男的」なのは<strong>山崎武司</strong>（Ｅ）ということになるでしょう。
楽天移籍後の山崎は、大杉的な「愛嬌」が加わったことで上記の③に該当するようになり、
野球選手としての余裕と円熟を獲得したように見えます。
若松の弟子である岩村が３番に入る今季の楽天打線は、
「３番・若松、４番・大杉」の再現かもしれません。そんなこと考えてるのはワタシくらいでしょうが。

以下、「大杉の域まで今一歩」の選手たちを挙げておきましょう。ハードルは意外と高いですよ。

<strong>村田修一</strong>（YB）は、③がダメ。致命的に「愛嬌」が足りない！
<strong>栗原健太</strong>（Ｃ）も同様。ただ、村田より「大杉的資質」はありそう。
<strong>中村剛也</strong>（Ｌ）は、逆に「コワモテ」方面の味がまだ足りない。
<strong>和田一浩</strong>（Ｄ）は、「愛嬌」というより「コミカル」の域なので別個性。
<strong>小久保裕紀</strong>（Ｈ）は、入団時からエリートなので②にそぐわない。「愛嬌」も微妙。
<strong>小谷野栄一</strong>（Ｆ）は、①と言い切れないのが惜しい。長打力＝迫力があれば。
<strong>畠山和洋</strong>（Ｓ）は、すべてにまだ発展途上。
<strong>金泰均</strong>（Ｍ）は、あと５年くらい日本でプレイすれば……

そして、「近い将来の大杉勝男」一番手と思っているのは<strong>中田翔</strong>（Ｆ）。
彼は清原との比較で語られることが多いですが、ワタシはむしろ、大杉的選手と考えたい。
清原のような「エリートゆえの呪縛」のもとで窮屈な野球をやるのではなく、
大杉的な伸びやかな環境で、「コワモテ」と「愛嬌」の出し入れを自在に繰り出せるような、
味のあるスラッガーに成長してほしいと思っているのです。
東映→日ハムの系譜でいえば、直の後輩でもあるし。

最後に、スラッガー好きはわかるとしても「なんで右打ち限定？」という疑問について。
ワタシも、よく分析できていません。なぜなんだろう。
王貞治は別格として、掛布雅之も松井秀喜も偉大なスラッガーだと思うし、
現役ならＴ－岡田（Bs）や筒香嘉智（YB）にも期待するところ大なのですが。
一塁ベースに近いほうに立つ左打者には、
よくいえばモダン、悪くいえば合理主義的な匂いがあるからかもしれません。
「右打ちのスラッガー」には、どこか牧歌的な、ノンキな味わいがあります。
ベースに遠いうえに、足は遅い。それがどうした、打ちゃいいんだろ、というような。

（大杉カツオ）















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         <pubDate>Tue, 25 Jan 2011 02:43:51 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>表彰選手は記名投票で</title>
         <description><![CDATA[ＭＶＰ、新人王、ベストナイン、ゴールデングラブ。
これら表彰選手が発表される際、ひそかに楽しみにしているのは、
投票結果よりもむしろその詳細である。
ちなみに今年のベストナイン投票結果詳細は<a href="http://www.npb.or.jp/award/2010voting_bt9.html" target="_blank">こちら</a>で、
ゴールデングラブ賞投票結果詳細は<a href="http://www.npb.or.jp/award/2010voting_glove.html" target="_blank">こちら</a>です。

楽しみにしている理由は、毎回、
必ず「ユニーク」な投票をされる記者さんが散見されるからである。
今年もいたよ。ベストナインから見ていこう。
今年のユニーク大賞は、<strong>パの一塁、小谷野（Ｆ）に１票。</strong>
そりゃ、稀に守ったことはあるだろうけどさ。球界一の名サードに失礼。
他にもいくつか挙げてみよう。
<strong>パの捕手、上本（Ｌ）に１票。パの外野、荻野（Ｍ）に１票。
セの一塁、ホワイトセル（Ｓ）に１票。セの外野、赤松（Ｃ）に１票。</strong>
規定打席以下でベストナインになったことって、過去にあるのかな？

ゴールデングラブには、もっとわかりやすい「ユニーク」がある。
<strong>セの外野、ラミレス（Ｇ）に１票、スレッジ（Ｆ）に１票。
</strong>「ゴールデン」という形容詞の概念が違うのかもしれないね。
まさか金本にも票が……と怖くなったが、さすがにそれはなかった。

毎年、こういう「ユニーク」を見るたびに思うのは、
「けしからん！」という憤りではなくて、
単純に「投票理由を聞いてみたい」ということである。
我々は自由な言論が許される社会に生きている。
誰がどんな意思表明をし、どんな見識を世に問おうと自由だ。
したがって「ラミレスは名外野手だ！」と主張する野球記者がいたって構わない。
むしろ、我々の常識に揺さぶりをかけるそのような見識こそ、
詳しく知りたいと思うのが人情ではないだろうか。

この種の表彰選手は記名投票にして「誰が誰に投票したか」を公表したらいいと思う。
発表後にネットで公開してもいいし、
翌日の紙面で「我が社の記者はこう投票した」と各紙が掲載すればいい。
いったい、そこにどんな不都合があるのだろう。
毎日球場へ通い、選手やスタッフと直接会話し、特等席で試合を見ている野球記者たちが、
日々の仕事で培った野球観を世に問う絶好の機会ではないだろうか。
読者にとっても、トータルの投票結果とは別に、
「自分の野球観と近い記者」を発見する楽しみができる。
これからのメディアは、そういう個別性が大切だと思うのですがね。

仮に「誰に投票したかがバレたら取材活動に支障が出る」のであれば、
そんな取材者との関係は一刻も早く解消したほうがいい。
考えてもみよ。競馬記者は毎週、出走馬に印をつけているのである。
彼らにも「担当厩舎」があるし、関係者との付き合いもあるだろう。
それはそれとして、競馬記者は自分の意思で印をつけることによって、
自らの競馬観を毎週、世に問うているわけだ。それで支障があるだろうか。

ちなみにワタシは昨日、ツイッター上の前予想で
「ＭＶＰは攝津と浅尾」とつぶやき、見事、撃沈しました。
セットアッパーＷ受賞という初の現象こそ、現在のプロ野球のリアル。
そんな野球観に基づいた「中穴狙い」だったのですが……。

（オースギ）

















]]></description>
         <link>http://www.yakyu-yoku.com/hot/blog/2010/11/post_141.html</link>
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         <pubDate>Fri, 19 Nov 2010 01:07:06 +0900</pubDate>
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         <title>ワタシがマリーンズを好きになった理由（日本一に寄せて）</title>
         <description><![CDATA[それは1995年のこと。いっしょうけんめい追いかけてきた音楽というカルチャーがどうにもこうにもツマらなく思えてきたときに、イチローがさっそうと登場。少年時代にすこしだけハマった野球というものに再度目覚めた。

90年代の球界には、80年代までの球界風情、パンチパーマとセカンドバッグな、昭和の香りがまだ残っており、それとの対比でイチローがキラキラと輝く新しいムーブメントに見えた。

ただ、選手ではなくチーム全体で見れば、やはりどこもかしこも昭和な香りがして、思い入れようにもそのことが強烈なネックとなった。その中では、千葉ロッテマリーンズがそういう昭和臭からもっとも遠いところにいると感じた（イチロー属するオリックスブルーウェーブも昭和臭弱めだったが神戸ということで地理的に遠かったことが敗因）。

千葉ロッテマリーンズのファンになろう。

バレンタインがいて、伊良部、ヒルマン、小宮山の三本柱。初芝、堀、フリオ・フランコ。ピンストライプのホーム用ユニと、グレーのビジター用ユニ。それらすべてが、ずいぶんソフィスティケートされているように見えた。

ここでかるく「ソフィスティケート」というコトバを使ってみた。もうすこしコトバを継ぎ足すと、歴史のしがらみなく、過去から自由で、その分ちょっと軽薄短小で、カラっと明るく、そしてなによりも若々しい。そんなイメージ。

だからオリオンズ・川崎的なるものとは無関係に見ていたのだ。よく「川崎時代からのファンですか？」と質問されるが、そのときには毅然と「いえ、幕張以後なんです」と答えることにしている。

2010年、千葉ロッテマリーンズ、日本一。05年も格別だが、今回も感無量である。ある意味では今回のほうが強くココロが揺さぶられた。

話はかわるが、ワタシのいちばん好きなコトバは「快活」。すべては快活でなければならない。ActiveやPositiveに、もうひとつ、Comfortableの意味が入ったコトバ、快活。

吉田拓郎は《ビートルズが教えてくれた》という曲で歌う―――「もっと陽気であっていいじゃないか」と「ビートルズが教えてくれた」。

そう。ビートルズはそういう価値観を世界中にまき散らしたんだ。そして、明るく自由な方法論で、明るく自由な方角へ、世界を導いたんだ（ここを分かっていない評論家が多すぎる）。

まずは笑ってフィールドに立とうじゃないか、いい球が来れば初球か打っていいじゃないか、場合によってはノースリーから振っていいじゃないか、8回終了4点ビハインドでも下を向くんじゃない、でも最後の最後はバットを極限まで短くもって渾身の力で速球を振り抜き、前進守備のセンターを越える予想外の長打でいっきに三塁まで駈け抜けるんだ･･･そして最後は、応援団といっしょに肩を組んで、笑顔で、大きな声で歌うんだ。

誤解のないように言っておけば、昭和の野球、眉間にしわを寄せてコツコツと攻めていく野球も大好きだ。ただし、もうここまでくれば、野球は人生観そのもの。ワタシ自身が「快活」に生きることを選んでしまったのだから、野球にもそれを求めさせてもらうよ。

繰り返すが―――歴史のしがらみなく、過去から自由で、その分ちょっと軽薄短小で、カラっと明るく、そしてなによりも若々しい―――そんなことをいちばんたいせつに考える人生を歩むことに決めた。だから千葉ロッテマリーンズなんだ。だからマリーンズの奔放な若者たちの闊達な活躍にシビれるんだ。

西岡がメジャーに行くという。西岡は今季のMVPだと思うし、その初本塁打を富山で観たという因縁もあり、マリーンズの中で、もっとも思い入れがある選手である。しかしワタシは引き留めたいとは思わない。

西岡の後も、また（まだ見ぬ？）快活な若者が出てきてその穴を埋めてくれる。そして適切な新陳代謝が行われ、さらに快活なマリーンズになり、眉間にしわを寄せる野球を高らかにあざ笑う。

それが、マリーンズ。ワタシが好きな、マリーンズ。―――ワタシがマリーンズを好きになった理由。 

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（ス）]]></description>
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         <pubDate>Tue, 16 Nov 2010 13:46:41 +0900</pubDate>
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