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2008年10月 アーカイブ

2008年10月14日

京セラドームの『終わらない歌』。

千葉ロッテファンとして、あれだけ出場したかったパ・リーグのクライマックスシリーズ第1ステージ。結局出場は叶わず、オリックスと北海道日本ハムという組合せになり、客観的な面持ちでテレビ観戦した。

試合そのものの間の抜けた感じは、特に第2戦のオリックス、冗談にはならない守備の乱れによるものか、せっかくのポストシーズンなのに満員にはほど遠い京セラドームの風情(ふぜい)によるものか。

正直、第2戦の後半は昼寝をしながら横目で眺めていた。が、9回裏、このイニングでオリックスの今シーズンが終わるというまさにその瞬間。小さな音量ながらも、とても確かなビートが聞こえてきた!

ザ・ブルーハーツ『終わらない歌』

♪終わらない歌を歌おう クソッタレの世界のため

~そうだ。近鉄と阪急、なくなってしまったチームの幻影を求めて、この京セラドームに来てしまったクソッタレの野球馬鹿のために。

♪終わらない歌を歌おう 全てのクズどものために

~そして、人生をなげうってプロ野球を愛しているクズのような野球馬鹿のために。

♪終わらない歌を歌おう 一人ぼっちで泣いた夜

~連敗した日、Bクラスが決定した日、中村紀やイチローがいなくなった日、そして合併が決まった日、夜、一人ぼっちで泣いた野球馬鹿のために。

♪終わらない歌を歌おう キ●●イ扱いされた日々

~いつも放送禁止用語で揶揄(やゆ)されている、本気の野球馬鹿のために。

新生オリックス球団と京セラドーム大阪は、なかなか好きになれないが、このタイミングで『終わらない歌』を流したという事実に、ちょっとだけ感動した。

ほとんどの人にとってはどうでもいいことかも知れないが、個人的に強い印象を残した事柄なので、ここに備忘録的に書いておく。

(ス)

2008年10月21日

マニエル!

あれは、ちょうど30年前の秋。
ヤクルト×阪急の日本シリーズ第7戦は、
ちょうど中学校の文化祭当日だった。
何をしていたか覚えちゃいないが、1年坊主の我々は、
日曜にもかかわらず学校にいたわけである。
そしてなぜか、教員室のテレビで、
担任のオカダ先生(ジャイアント馬場と草野球をしたことがある、というのが自慢)と
一緒に、左翼ポール下で延々と抗議を続ける上田監督の姿を
固唾を呑んで見つめていたのだった。

あれから30年。後楽園はすでになく、野球も世相もすっかり変わった。
日本海側の地方都市で部活(もちろん野球部)に明け暮れ、
GOROのグラビアで××し、深夜ラジオに没頭していた中学生は、
いつの間にか、東京を右往左往しながら暮らす中年になった。
オカダ先生はまだお元気なのだろうか?

史上最高のクリーンアップは「1978年の若松・大杉・マニエル」だ。
30年経っても、その確信だけは揺らいだことがない。

2008年秋。わが「最強の5番打者」が
フィリーズの指揮官として2008年のワールドシリーズに臨む。
スワローズOBの岩村がいるレイズにも肩入れしたいが、
やはりここは、愛するチャーリー・マニエルが世界一の指揮官になる姿が見たい。
1978年の日本シリーズと2008年のワールドシリーズが、
時空を超えて一つの地平につながる様を、この目に焼き付けたいのだ。
きっと、天国から大杉勝男も応援しているに違いない。がんばれマニエル!

(偽オースギ)

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