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2012年03月 アーカイブ

2012年03月21日

2012ペナントレース予想

何やら騒がしいプロ野球周辺ですが、「とことんやれ。いい機会だから、巨人のみならず全ての膿を出せ」とワタシは思います。名前を出された選手は、球場で大いにヤジられればよろしい。その中で黙々とプレイして結果を出すのが「プロ野球選手」なのであって、それに耐えられない選手はそもそも億単位の契約金に値するプレイヤーではなかったというだけのことです。別所や江川のツラの皮の厚さに学べばよろしい。

ということで、開幕直前。たまには普通に野球のことを書いてみたいので、何のヒネリもない、2012年ペナントレース予想です。無論、独断であってヤマカン以外に何の根拠もないことをご了解ください。では、順位予想から。

【パ・リーグ】
①福岡ソフトバンクホークス
②埼玉西武ライオンズ
③千葉ロッテマリーンズ
④オリックス・バファローズ
⑤東北楽天ゴールデンイーグルス
⑥北海道日本ハムファイターズ

パは消去法の色が濃いのですが、戦力低下と言われる①は、それでも総合力が違うと考えます。明石、今宮、福田あたりの「レギュラー半」の選手の力が、他球団の同ランクの選手より一枚上と思われ。先発陣が課題なのでしょうが、個人的に、山田は打線との絡みさえ良ければ15勝クラスの投手だと思っています。②は中島残留と十亀が使えそうなので、ブルぺンの構築さえ大間違いしなければまずAクラスは確実かと。③は、「渡辺俊介が先発ローテ4番手」という意外な分厚さに魅力を覚えます。典型的なムラっ気チームで、良→悪、とくれば今年は良の番でしょう。④は前評判が高いですが、こういう「外面だけは何となく戦力揃った感」は信用しないことにしているのでBクラス評価。イ・デホが期待外れで平野にアクシデントがあればガタガタ崩れるのでは。⑤は昨年に続き今年も応援したいチームですが、何しろ戦力が足りなすぎる。一方、ダルがいないとはいえ戦力的にはAクラスの⑥は、言うまでもなく「新監督効果」です。開幕投手ウンヌンの言動を見ていても、戦前の危惧通り「あの人」の下ではチームの生態系が崩壊するのではと思えてなりません。野手陣の主力は成熟した選手が多いので本来はドンと構えてオーダーやポジションを動かさないほうがいいはずですが、「あの人」は少し負けが続くとすぐに余計なコマの動かし方をやらかしそうで……。

【セ・リーグ】
①東京ヤクルトスワローズ
②阪神タイガース
③讀賣ジャイアンツ
④広島東洋カープ
⑤中日ドラゴンズ
⑥横浜DeNAベイスターズ

①は……すいません、デフォルトなので許してください。青木の穴は上田でOKと思ってますが、それ以外では不安だらけです。今季も守り勝ちするしかない陣容ですが、頭数だけは豊富な先発陣は誰も好調とは思えず、イム先生が機能するかどうかもまだ分かりません。②は、「間違いの少なそうな」和田監督を評価しました。岩田が開幕からローテ入りするのも好材料だし、藤川も今季一杯は大丈夫でしょう。金本と城島の起用法を「間違えなければ」、本来Aクラスにいなければおかしい戦力です。ダントツ優勝候補であろう③ですが、ワタシもその世論に抗う気はありません。これで万が一Bクラスなんてことがあったら、それこそ笑いものでしょう。ただ、優勝候補の割にチームの核が固まっていない(センターラインとクローザー)のが本当にミステリアス。④は、願望ではAクラスに入ってほしいチーム。戦力は確実にUPしていると思います。12球団一腰の軽い監督を、落合ばりにドシッと座らせておくことができれば……。⑤はフロントの意思で「違うチーム」にしたのだから今季はこんなもんでしょう。開幕4番が山崎武司という時点で何か違う方向を向いていると思わざるをえません(山崎武司は大好きな選手ですが)。⑥は、とにかく頑張ってください。まずは正捕手を固定して、国吉をその気にさせることです。勝率は昨年よりも確実に上がるでしょう。

勝手なことばかり書き散らかしましたが、各チームのファンの方々はご容赦願います。
個人タイトル予想はまた後日。

(オースギ)

2012年03月29日

「予想」よりも「予想外」を!

前回、自分でも「予想」を書いているわけで他人のことを言える立場じゃないですが、開幕直前、各メディアにあふれる「予想」を眺めていると、自戒も込めて、やっぱりこう思ってしまうのであります。

「予想」よりも「予想外」のほうが面白いに決まってる。

予想とは過去の実績から想定される範囲の出来事であり、予想外とはゼロから突如として現出するアクシデントである。簡単な例でいうと「杉内が15勝する」というのは予想であり「宮國が15勝する」というのは予想外であろう。で、どちらがプロ野球を活性化させるスリリングな事件かといえば、文句なしに後者だと思う。

「ダルビッシュの穴が大きい」「青木の穴が大きい」「杉内と和田とホールトンと川﨑の穴が大きい」……というのはすべて「予想」に立脚した物言いである。評論家の分析としては正しいのかもしれないけれど、野球ファンは「穴」を確認するために球場へ行ったりCSチャンネルと契約するわけじゃない。「穴」の大きさを計測するために、日々、時間をやりくりしながら野球を追い続けるわけじゃない。

野球には「穴」なんてない。いつだって打順には9人が並んでいるし、フィールドには9人が守っているのだから、それをただただ見ていればいい。ただただ見ていれば、そこには必ず何らかの「予想外」が立ち上がってくるはずなのだ。

1994年シーズンの開幕前、パンチ佐藤との抱き合わせ商法(?)で登録名を変えられたオリックスの若手外野手イチローが、シーズン200安打を打つと誰が「予想」しただろう。

そういうわけで、今シーズンのプロ野球、ワタシの心の観戦フレーズは以下の通りです。

1994年のイチローが200安打を打ったのだから、2012年の上田剛史が200安打を打ったっていいじゃないか!

(オースギ)

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