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地域密着と企業の広告塔を両立させるアイデア

日本の場合、「タイガース・ファン」よりも「阪神ファン」でして、愛称=「なんとかーズ(ex.タイガース)」よりもその上の「屋号」(阪神)の方が主によく使われるわけです。

で、最近よく言われるのは、MLBやJリーグのように、屋号は地名の方がいいのではないかということです。

「横浜」ベイスターズ、「茨城」ゴールデン・ゴールズ、「愛媛」マンダリンパイレーツ。

確かに、頭に地名が来たほうが、地域密着感と申しましょうか、その地域に住んでいる人間に「おらが村のチーム」と思わせやすい気がします。

しかし、親会社としては、広告塔として当然企業名を入れたいわけです。「阪神」という名前で伝えられ、語られたいわけです(実は、「阪神」は地名とも解釈でき、球団トップもそのように説明したことがあるのですが、それはひとまずここでは措くとして)。

で、今回書きたいのは、この対立する二元論、地域密着視点と企業経営視点を両立させるいいアイデアを思いついたのです。ええ、ここで大々的に発表してしまいますとも。

愛称=「なんとかーズ」のほうに企業名を入れればいい!

ただし、この方法はひとつ問題がありまして、「なんとかーズ」のほうに企業名を入れられる企業が限られているのですが(笑)。では実例を。以下、[チーム名(屋号+愛称)/親会社/本拠地]の順で。

・京都セラミックス/京セラ/京都府京都市
・愛媛ポンジュース/えひめ飲料/愛媛県松山市
・新潟アデランス/アデランス/新潟県胎内市(「アデランス文化の森」所在地)
・名古屋アラクス/アラクス(ARAX)/愛知県名古屋市(本社所在地)
・常滑イナックス/INAX/愛知県常滑市(本社所在地)
・富士ゼロックス/富士ゼロックス/静岡県富士市(富士という語呂から)

分かっていただけました? ま、小ネタなんですけど。最後の「富士ゼロックス」は企業名がそのままチーム名にもなって、かつ富士市に密着するという稀有な例です。ま、ゼロックスと富士市に関係があるのかどうか知りませんが(笑)。

「地域密着&企業経営両立リーグ」(長い!)の6球団。ワタシ的には「常滑イナックス」がかなりツボです。

でも、福岡ソフトバンクホークスよりも「福岡ソフトバンクス」のほうがすっきりするし、「オリックスバファローズ」よりも「大阪オリックス」の方が強そうな感じがするのは私だけでしょうか?

(ス)

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コメント (1)

オースギ:

「調布シダックス」アリですね。「広島オタフクソース」やや無理がありますね。「富士ラテックス」…失礼しました。

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2006年12月23日 07:59に投稿されたエントリーのページです。

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