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サザンの「スカウティング・レポート」で遊ぶ

たまには(?)野球からちょっと距離がある話、ということでロックの話を。ま、野球もロックも異母兄弟みたいなもんですから。とはいえ、サザンオールスターズの話です。そんなにマニアックではない、否、日本一メジャーなバンド。

彼らの全楽曲を批評するという意欲的な書籍がこのたび発売されました。「クワタを聴け!」。集英社新書。

書いているのは中山康樹という方で、この方は、ビートルズなど他のミュージャンの全曲批評モノでもつとに有名です。一部では「全曲批評のカリスマ」とまで崇め奉られていまして。ワタシ的にも大好きです。

で、この本はご丁寧に、全曲に5つ星で評価点まで付けている。すごいなぁと。

というわけで、今回のネタは、この本をサザンの曲という「選手」のスカウティング・レポートと捉えて(=中山氏を小関順二氏あたりの論客と仮設定して)自分が作った「ベストナイン」を、彼の評価と照らし合わせて遊ぼうというネタです。

まず、ワタシ版「ベストナイン」。当然「オーダーの殿堂」形式で作ってみました。ワタシのサザンはアルバム『KAMAKURA』で止まっています(笑)。

[極私的サザン・ベストナイン]
1番センター/思い過ごしも恋のうち
2番セカンド/EMANON
3番ライト/いなせなロコモーション
4番ファースト/Melody(メロディ)
5番DH/夕方hold on me
6番サード/旅姿六人衆
7番キャッチャー/シャ・ラ・ラ
8番レフト/サラジェーン
9番ショート/松田の子守歌
ピッチャー/勝手にシンドバット

で、これらが中山氏にどう評価されてたか。さてさてさて!

1番センター/思い過ごしも恋のうち
⇒★★★★★
2番セカンド/EMANON
⇒★★★
3番ライト/いなせなロコモーション
⇒★★★★
4番ファースト/Melody(メロディ)
⇒★★★★★
5番DH/夕方hold on me
⇒★★★★★
6番サード/旅姿六人衆
⇒★★★★
7番キャッチャー/シャ・ラ・ラ
⇒★★★★
8番レフト/サラジェーン
⇒★★
9番ショート/松田の子守歌
⇒★★★
ピッチャー/勝手にシンドバット
⇒★★★★

なるほど。かなりリンクしています。全般的にはかなりの「重量打線」。

ちょっと8番の『サラ・ジェーン』あたりで気が抜けて併殺とか取られる感じですが、それより何より、1番センター『思い過ごしも恋のうち』は、先頭打者本塁打っていう感じの威風堂々さ。こりゃ真弓明信だわ。

そして、『いなせなロコモーション』から『Melody(メロディ)』『夕方hold on me』の超ド級クリーンナップもバース、掛布、岡田の壮観さを思い出させます。

なるほど! サザンは音楽界のタイガースだったんだ!

あ、ちなみに、最後のフレーズは、桑田氏とユースケ・サンタマリアが出てた音楽番組『音楽寅さん~MUSIC TIGER』に引っ掛けたのですが……お後がよろしくないようで。座布団没収。

(ス)

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コメント (3)

オースギ:

私もサザンは『KAMAKURA』で止まっています(笑)。しかし「松田の子守歌」スタメン入りには感涙しました。打者1人限定の荒れ球セットアッパーとして「女呼んでブギ」のベンチ入りもお願いいたします。

コントロールは最悪ですが、決めるときは決める投手「女呼んでブギ」は現在下(しも)の病気で故障者リスト入り。というわけでセットアッパーはなんとか「ブラウン・チェリー」でしのいでいるのですが…(笑)

ならば敗戦処理なら『Jazz Man』にお任せアレ!

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2007年02月27日 00:52に投稿されたエントリーのページです。

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